民進党は15日、都内のホテルで臨時党大会を開き、党代表に蓮舫代表代行を選出した。蓮舫氏は選出後のあいさつで「向かうべきは巨大与党だ。堂々と批判ではなく提案力を持って選択していただける政党をつくる」と強調した。新代表の任期は2019年年9月末までの3年間。
党員・サポーターや地方議員らも参加した党大会は、蓮舫氏が総数849ポイントの約6割にあたる503ポイントを獲得し、前原誠司元外相と玉木雄一郎国会対策副委員長を制した。前原氏は230ポイント、玉木氏は116ポイントだった。
国会議員は147人のうち80人が蓮舫氏に投票。前原氏に投票した議員は42人、玉木氏は25人だった。
蓮舫氏は投票前の演説で、告示後に浮上した台湾籍との「二重国籍」問題に関し「私の不確かな記憶や発言でご迷惑をおかけしたことをおわびします」と謝罪。「17歳の時に日本人を自らの意志で選択した。日本人であることを誇りに思い、我が国を愛している」とも訴えた。
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