71回目の原爆忌を迎えた広島市の平和記念公園で6日午前8時、平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)が始まった。
被爆者や各都道府県の遺族代表ら約5万人が参列し、犠牲者を悼み、平和への誓いを新たにする。
松井一実市長は平和宣言で、5月に現職の米国大統領として初めて広島を訪問したオバマ米大統領の声明を引用し、核兵器廃絶に向けた「情熱」を持ち、世界が「連帯」して行動を起こすよう呼びかける。式典には、核保有国の米英仏露など、昨年の100か国に次いで過去2番目に多い91か国と欧州連合(EU)代表部の代表が参列した。
全国の被爆者は3月末現在で17万4080人で、前年同期から9439人減り、過去最大の減少幅となった。平均年齢は80・86歳で、前年より0・73歳上がった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160806-OYT1T50008.html