おおさか維新の会は、10日、投票が行われた参議院選挙で、関西以外の地域で浸透しきれなかったとして、党名を「日本維新の会」に変更する方向で、最終的な調整に入りました。
おおさか維新の会は、今回の参議院選挙で、国会議員の定数や報酬の削減など「身を切る改革」を実行して財源を生み出し、教育や子育てを充実させていくと訴えました。
その結果、大阪と兵庫では合わせて3議席を獲得し、比例代表を含め7議席を確保したものの、関西以外の選挙区では浸透できませんでした。
これについて、党内からは「大阪の地名がついているため、全国で浸透が図れなかった」といった指摘が出され、代表を務める大阪府の松井知事は「これ以上、名前にこだわると、大阪だけが大事なのかと国民に思われるかもしれない」として、党名の変更を検討する考えを示しました。
そして、党の執行部で協議した結果、「結党の原点に戻るべきだ」などとして、4年前に国政政党を結成したときの党名の「日本維新の会」に変更することで一致しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160712/k10010591881000.html