ソフトバンクグループは21日、孫正義社長の有力な後継者とされたニケシュ・アローラ副社長が22日開催の株主総会で退任すると発表した。トップ交代の時期を巡り、両氏の考えに違いがあったことが理由としている。
アローラ氏は2014年9月にソフトバンクグループに入り、成長戦略の策定と実行に深く携わった後、2015年6月に副社長に就任。孫社長は自身の後継者候補としていた。
だが、孫氏が当面はグループのトップとして指揮を執り続けたい考えを持つようになったという。一方で、アローラ氏は数年のうちに孫氏に代わって当社グループのトップとして指揮を執りたいとの意向があり、両者の時間軸のずれを踏まえ、アローラ氏が退任することになったとしている。
http://www.sankei.com/economy/news/160621/ecn1606210027-n1.html