G7伊勢志摩サミットが、26日開幕します。議長を務める安倍総理大臣は、最重要テーマと位置づける世界経済の持続的な成長に向けて、財政出動も含めた政策協調を打ち出したい考えで、G7各国の間に意見の違いもあるなかで、明確な方向性を示す首脳宣言を取りまとめることができるのかが焦点です。
安倍総理大臣が議長を務め、日本では8年ぶりのサミットとなるG7サミット=主要7か国の首脳会議「伊勢志摩サミット」は、三重県志摩市の賢島で26日から2日間の日程で開催されます。
伊勢志摩サミットは26日午前、安倍総理大臣が伊勢神宮でG7各国の首脳を出迎えて開幕し、各国の首脳はそろって伊勢神宮を訪問することにしています。
この後、各国の首脳は首脳会議が行われる賢島のホテルに移動し、午後から昼食をとりながら「G7の価値・結束、世界経済」をテーマに最初の討議に臨むことにしています。
今回のサミットでは、世界経済の持続的な成長やテロ・難民問題への対応など、テーマごとに5つのセッションが開かれることになっているほか、2日目の27日は、東南アジアやアフリカの首脳らを交えた「拡大会合」を開き、アジアの繁栄の在り方などについて意見を交わすことにしています。
そして、一連の日程の最後に、討議の成果を盛り込んだ首脳宣言が発表されることになっています。
安倍総理大臣は今回のサミットの最重要テーマとして世界経済を位置づけ、持続的な成長に向けて財政出動も含めた政策協調を打ち出したい考えで、G7各国に意見の違いもあるなかで、明確な方向性を示す首脳宣言を取りまとめることができるのかが焦点です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160526/k10010535351000.html