Googleは、小さなグループでの情報共有に便利という新たなコミュニケーションツール「Spaces」(スペース)の提供を開始した。AndroidとiOSのアプリの配信が開始され、Webブラウザ向けにも提供が開始されている。
「Spaces」(スペース)は、人やアカウント同士といった大枠のつながりではなく、趣味などの、具体的で、比較的小さなグループでの情報共有に便利というコミュニケーションツール。ワンタップで、ある話題についての「スペース」を作成でき、EメールやSNSなど好きな方法で友人を招待できる。
アプリ内でGoogleの検索機能やYouTube、ChromeのWebブラウザ機能などを利用でき、共有したいコンテンツを簡単に追加できるようになっている。また、テキストチャットは画面を覆わず、話題にしているコンテンツを見ながら会話が可能になっている。すでに「スペース」に投稿された話題や動画・写真といったコンテンツは、クイック検索機能ですばやく見つけられる。
Googleはオフィシャルブログの紹介において、漫画ファン5人のグループを例に使い方を紹介。「スーパーガール」の最新のニュースをグループ内で共有したり、日本のコミケに参加するための解説サイトを表示しながら会話したりする様子が紹介されている。
ユーザーはさまざまな話題の「スペース」を作ったり所属したりでき、食事、キャンプ、スモールハウスの同好の士、フライフィッシング初心者といった「スペース」に参加している様子も例として示されている。
なおGoogleは、今週開催される「Google I/O」において、セッションごとに「スペース」を作成し、セッションの参加者同士がコミュニケーションをとれる仕組みを提供する。これにはいくつかのサプライズも含まれるとし、参加者にアプリにインストールを呼びかけている。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20160517_757688.html