テスラ・モーターズ、SpaceX を率いるイーロン・マスクが提唱した時速1200km/hの超高速旅客システムコンセプト Hyperloopが初めて軌道上を高速走行しました。
Hyperloop構想に賛同し、これを開発するベンチャー企業Hyperloop Oneが5月11日(日本時間12日未明)に実施したプロトタイプ車両の走行テストで、0-100km/h加速を1.1秒を記録しています。
Hyperloop Technologies改めHyperloop Oneは、ラスベガスの近くにある砂漠地帯で初のHyperloopプロトタイプのテスト走行を実施しました。下はその走行の様子。
イーロン・マスクの構想ではチューブ状の軌道内を浮上して走行するとされていたHyperloopですが、テスト走行はまず屋外の軌道上で、その推進システムの実走テストという形となりました。
Hyperloop OneのBrogan BamBrogan CTOは、推進システムの仕組みについて約680kgのテスト用車体を電磁石を使った一連のステーター(固定子)で挟み込んで加速すると説明、テスト走行後には「0-100km/h加速は1.1秒でおよそ2.5Gの加速力を記録した」としています。
http://japanese.engadget.com/2016/05/11/hyperloop-one/