米海軍は、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島にあるファイアリクロス(同・永暑)礁から12カイリ(約22キロ)内にイージス駆逐艦を10日航行させ、「航行の自由」作戦を実施した。国防総省当局者が明らかにした。南シナ海での同作戦が明らかになったのは今年1月以来。
米軍は昨年10月、中国が埋め立てた南沙諸島のスービ(同・渚碧)礁の周辺にイージス駆逐艦を派遣。その後、米軍高官は艦船派遣を「3カ月に2度かそれ以上」の頻度で続ける方針を示した。今年1月にはパラセル(同・西沙)諸島のトリトン(同・中建)島周辺でイージス駆逐艦を航行させた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/160510/wor1605100027-n1.html