29日のニューヨーク外国為替市場は日銀の金融政策を決める会合の結果を受けて、投資家が円を買い戻す流れが続き、円相場は一時およそ1年半ぶりに1ドル=106円台前半に値上がりしました。
29日のニューヨーク外国為替市場は前日、日銀が金融政策の現状維持を決めたことを受けて、追加の金融緩和を見越して円を売っていた投資家が円を買い戻す流れが続いています。
このため、円相場は値上がりし、一時、おととし10月以来およそ1年半ぶりに1ドル=106円台前半まで円高ドル安が進みました。
市場関係者は「日銀が追加緩和に動くはずだという過剰な期待があったために反動は大きく、一方的に円が買われている。また、アメリカの個人消費に関する経済指標がふるわず、景気の先行きに慎重な見方が出ていることもドルを売って円を買う要因となっている」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160430/k10010504491000.html