国土交通省は、今年夏にもトラックの全長規制を緩和する方針を固めた。
荷台をつないだ長大なトレーラーが走行できるようになる。インターネット通販の拡大などで物流量が増え、運転手不足が深刻になっているため、1人の運転手で大型トラック2台分の量を運送できるようにする。カーブが少ない新東名高速道路で実験を行い、検証したうえで走りやすい他の高速道路などに対象を広げる方針だ。
道路法に基づく車両制限令では、大型トレーラーなど特殊車両の全長は、大型トラック(積載量10トン)約1・5台分に当たる「最大21メートル」に制限されている。「最大25メートル」に緩和し、荷台をつなげた大型トレーラーが走行できるようにする。例えば、20トン程度の荷物を運ぶ場合、現在は大型トラック2台が必要だが、荷台が連結できれば運転手1人で運ぶことができる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160409-OYT1T50145.html