2020年東京オリンピック・パラリンピックの新たなエンブレムの最終候補の4作品が発表されました。大会の組織委員会はホームページ上で公開して国民に意見求めたうえで、今月中に新エンブレムを決定します。
去年9月に白紙撤回されたエンブレムを巡っては、組織委員会の有識者会議「エンブレム委員会」が選考を進め、1万4000件余りの応募作品から、ことし1月に4件の最終候補に絞り込みました。
エンブレム委員会では、前回の選考で選考過程が不透明だという批判を受けた反省から、広く国民の意見を聞くために商標登録の手続きを終えたうえで最終候補を事前公開することを決めていました。
そして8日夕方、東京・港区の組織委員会のオフィスで4つの作品が公開されました。
4作品は組織委員会のホームページで公開され、組織委員会は今月17日まで、はがきやインターネットで作品についての意見を募集します。
エンブレム委員会では25日に行われる最終選考で、寄せられた意見を参考に議論し、最終的には21人の委員による多数決で1点を選び、同じ日に行われる組織委員会の理事会の承認を得て、今月中に新エンブレムが決定します。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160408/k10010472161000.html