北海道と本州を結ぶ初めての新幹線「北海道新幹線」(新青森-新函館北斗、148.8キロ)が26日、開業した。新青森以南の東北新幹線との直通運転で東京-新函館北斗は最速4時間2分で運行され、東北や関東とのビジネスや観光の交流拡大で地域の経済活性化が期待される。1964年の東海道新幹線開業から52年を経て、北海道から九州・鹿児島まで約2150キロが新幹線で結ばれた。
この日、北海道北斗市の新函館北斗駅で記念式典があった。石井啓一国土交通相が「外国人を含め多くの観光客が訪れ、効果が表れることを期待している」とあいさつ。JR北海道の島田修社長は「道民の悲願だった開業を迎え、これからが新たな始まりだ。安全運転を実行していきたい」と述べた。鳴海正駅長がホームで右手を上げ「出発」と合図すると、午前6時35分、東京行き一番列車「はやぶさ10号」が出発した。
http://mainichi.jp/articles/20160326/k00/00e/040/213000c