「国民病」と言われる花粉症のシーズンがやってきた。今年はインフルエンザの流行時期がずれ込んでおり、花粉症との“ダブルパンチ”にも注意が必要だ。
昨年より増加
気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、近畿の「スギ花粉」は今週にかけてがピーク。今月下旬からは「ヒノキ花粉」の飛散が始まり、4月上旬まで続く。
予想飛散量は、昨年夏の日照不足や低温が影響し、平年の6~9割ほど。しかし昨年よりはかなり多く、奈良県や和歌山県などでは2倍近くに達する見通しで相対的に「花粉が多い」と感じるという。
花粉はスギやヒノキの林から離れた都市部でも多い。地面の大半がアスファルトなどで覆われているため、花粉が地中に入り込まず、風などで舞い上がって長期間、空気中にとどまるためだ。
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