22日未明、川崎市の集合住宅の一室で22歳の女性が浴室内で死亡しているのが見つかり、同居している父親も死亡しました。浴室内には有毒の硫化水素が確認され、警察と消防は女性が硫化水素を発生させて自殺を図り、様子を確認しに来た父親が巻き込まれたとみて詳しい状況を調べています。
22日午前1時半ごろ、川崎市中原区木月の集合住宅に住む52歳の女性から「浴室で自分の娘が倒れている」という通報が消防にありました。消防が確認したところ、浴室内には22歳の女性が倒れていて、脱衣所では55歳の父親も倒れているのが見つかり、その後現場に駆けつけた医師が2人の死亡を確認しました。また、同居している女性の母親と23歳の兄も市内の病院で手当てを受けていますが、いずれも意識はあるということです。
警察によりますと、浴室内にはトイレの洗浄剤の容器などが残されていて、硫化水素が発生していたということで、当時、父親が娘の様子を確認するために浴室に向かったということです。警察と消防は娘が浴室内で硫化水素を発生させて自殺を図り、父親も巻き込まれたとみて詳しい状況を調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160322/k10010451591000.html