JR東日本の在来線で人身事故が急増していることが11日、国土交通省の統計で分かった。平成26年度は18年度の約3倍に増加。JR東は「25年度に人身事故の基準を変更したため」と話しているが、24年度には既に18年度の約2倍に増えている。ダイヤの乱れにもつながる人身事故の原因究明と有効な対策が急務となっている。
国交省がまとめた「鉄軌道輸送安全情報」では、本人の故意でない列車との接触で命を落としたり、けがをしたりした事故を「人身障害事故」と定義して集計。主にホームからの転落やホーム上での接触、線路内立ち入りを含み、自殺や脱線事故などは除かれる。
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