アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの序盤戦のヤマ場となるニューハンプシャー州の予備選挙は開票が続いていて、民主党ではサンダース上院議員が、共和党ではトランプ氏が勝利を確実にしました。
アメリカ東部ニューハンプシャー州で9日行われた民主・共和両党の候補者を選ぶ予備選挙は、現在、開票が続いています。
このうち、与党・民主党は集計率79%の時点で、格差の是正を前面に掲げるサンダース上院議員が60%、女性初の大統領を目指すクリントン前国務長官が38.3%となっており、サンダース氏が勝利を確実にしました。
サンダース氏は支持者らを前に、「今回、勝利したことで既成の政治や経済に対するわれわれのメッセージは全米中に響き渡った」と述べ、手応えをアピールしました。
一方、野党・共和党は集計率77%の時点で、不動産王のトランプ氏が34.5%、オハイオ州のケーシック知事が16.4%で、トランプ氏が首位、ケーシック氏が2位を確実にしています。
トランプ氏は支持者を前に演説し、「私はアメリカを再び偉大な国にする。サウスカロライナに行くぞ、勝利するぞ」と述べ、自信を示しました。
また、共和党では、3位の座を巡って、初戦のアイオワ州の党員集会では1位だったクルーズ上院議員、ブッシュ元フロリダ州知事、初戦で躍進を見せたルビオ上院議員が激しく争っています。
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