大阪府南部の複数の交番で昨年12月以降、生卵が投げつけられる悪質ないたずらが二十数件相次いでいたことが捜査関係者への取材で分かった。府警貝塚署は27日、10代の少女2人が関与した疑いが強まったとして、軽犯罪法違反の非行内容で大阪家裁堺支部に送致した。2人は関与を認め、「警察官(ポリス)を困らせて遊ぶ『ポリゲー』をしていた」と供述しているという。
捜査関係者によると、少女2人は昨年12月上旬の深夜、大阪府泉佐野市鶴原1の鶴原交番のガラス戸に生卵を投げつけるなどした疑いが持たれている。
周辺の貝塚市、岸和田市、田尻町内などでも昨年12月~今月、深夜に無人になった交番の建物内や外壁に生卵が投げ込まれる同様の被害が20件以上相次いだ。一晩に10件近く連続発生することもあったという。
少女は原付きバイクに2人乗りして移動していた。現場周辺のコンビニの防犯カメラ映像に2人が生卵を購入する姿が記録されており、関与が浮かんだ。
http://mainichi.jp/articles/20160127/k00/00e/040/258000c