来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で使われるロゴマークが28日、決定した。安倍晋三首相が首相官邸で開かれた表彰式で、デザインした高校生らに表彰状を手渡した。
ロゴマークをデザインしたのは、大分県立鶴崎工業高校3年の宇津宮志歩(うつみやしほ)さん(18)。日の丸をイメージした赤い丸を中央にあしらい、サミット参加予定の7カ国を表す7枚の桜の花びらで囲んだ。背景の青色は、伊勢志摩の海を表現しているという。
ロゴマークのデザイン案は、7月上旬から9月下旬の募集期間中、全国の小中高生、特別支援学校の児童生徒から7084作品の応募があった。クリエーティブディレクターの佐藤可士和(かしわ)さんを座長に、ファッションデザイナーのドン小西さんら9人の有識者が6作品を推薦。最後は首相が採用作品を決定。表彰式で、首相は「日本の美しい自然がシンプルに表現されている」と述べた。(田嶋慶彦)
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