平成25年11月、ツアー旅行を利用し南極の試走に挑戦。極度のパウダースノーで後輪が空転、無理に力を加えてペダルが折れるなど散々な内容で暴風雪も経験したが、夢見る契機の写真と同じ風景に「気持ちが奮い立った」という。
帰国後、装備を見直し雪上でも空転しにくい幅30センチのタイヤを備えた自転車を新たに用意。カナダ遠征などで練習を重ね、改良を加えてきた。大場氏のもとにも2度訪問し、気候などについて教えを請うた。
24日、関西国際空港からパリ経由でチリに向かい、民間輸送機に乗り換えて南極西部の民間ベースキャンプ、ユニオン・グレーシャー基地へ。飛行機で約800キロ東の雪原まで移動し、そこから約200キロ先の南極点を目指す。天候次第だが、南極点到着は来年1月中旬~下旬の予定だ。
大島さんは「プロでない以上、制限はある。その中で限界に挑戦してみたい」と話している。
http://www.sankei.com/west/news/151205/wst1512050040-n1.html