日本ミシュランタイヤは1日、飲食店や宿泊施設を星の数で評価する「ミシュランガイド東京2016」の掲載店を発表した。三つ星店は1店増え13店になったほか、ラーメン店が世界で初めて一つ星を獲得した。
今回掲載された飲食店は三つ星が13、二つ星は51、一つ星が153、星はつかないが5千円以下で上質な料理を提供する店を評価する「ビブグルマン」343の計560店。ビブグルマンの対象料理はこれまで、フランス、イタリア料理、和食の分野に限られていたが、ギョーザ、カレー、ロシア料理店などに対象を広げた。
新たに三つ星になったのは、新宿区の日本料理店「虎白(こはく)」。昨年の二つ星から昇格した。統括総料理長の小泉功二さん(36)は「すごくうれしい。伝統的な日本料理のスタイルもすばらしいが、その枠にとらわれずに、日本料理のすばらしさを違った形で表現していきたい」と話した。
日本以外のミシュランガイドを含め、ラーメン店として初の一つ星となったのは豊島区にある「蔦(つた)」で、昨年のビブグルマンから昇格した。2012年にオープン。石臼でひいた国産小麦の麺と数種類のしょうゆをブレンドした「醬油(しょうゆ)そば」(税込み850円)が人気だ。代表の大西祐貴さん(36)は「昨年、ビブグルマンになって外国人のお客さんも増えた。ラーメンが世界に認められてうれしい」と話した。
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