自宅前の私道に植木鉢などを置いて歩行者の通行を妨げたとして、大阪府警は24日、堺市西区上の無職、平野保生(やすお、77)と妻の美知子(77)の両容疑者を往来妨害の疑いで逮捕した。府警への取材でわかった。私道は保生容疑者と近隣住民ら9人の共同所有。保生容疑者は「私の土地に置いたので容疑は適用されない」、美知子容疑者も「夫の土地なので関係ない」と供述しているという。
西堺署によると、2人は昨年9月~今年11月、自宅前の幅2・4メートルの道に植木鉢やコンクリートブロックなど15点を幅2・2メートルまで並べて置き、通行を妨害した疑いがある。
夫婦は2005年にも同じ場所をフェンスで囲ったとして近隣住民とトラブルになった。近所の男性によると、保生容疑者は「犬の散歩をする人が家の前にフンをさせたからだ」と話していたという。
署などによると、フェンスはその後撤去されたが、2年前から植木鉢などを置くようになり、昨年9月に地元住民が約600人分の嘆願書を署に提出していた。
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