２０２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会は２４日正午から、新しい大会エンブレムの応募受け付けをホームページ（ＨＰ）上で始めた。１０月中旬に公開した応募要項のダウンロード数は６万４千件（１９日現在）に達しており、組織委は１万点以上の応募を見込む。締め切りは１２月７日正午。来春に新エンブレムを発表する。
白紙撤回した旧エンブレムは選考過程が閉鎖的だったとの反省から、今回は芸術界のほか、プロ野球ソフトバンクの王貞治会長らスポーツ界や経済界、法曹界など多様な分野からの２１人で構成する「エンブレム委員会」（委員長＝宮田亮平・東京芸大学長）を設置し、応募要項や審査手順などを決定。応募資格にデザインコンクールの受賞歴などを設けず、１８歳以上の代表者がいれば子どもも含めたグループ（１０人以内）での応募も可能にした。
作品は描画ソフトで作成し、手書きは不可。Ｔシャツやマグカップなどにデザインした場合の展開案のほか、２００字以内にまとめた作品のコンセプトを添えて提出する。
審査は、年内に応募様式の不備やデザイン性などをチェックし、１００～２００作品に絞り込んだ上で、年明けからエンブレム委員会による本審査に入る。委員会は、選定に国民の意見を反映する方法も検討している。応募要項は組織委ＨＰ（http://tokyo2020.jp別ウインドウで開きます）から。
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