新潟県南魚沼市の大型リゾートマンション「ツインタワー石打」(576戸)の管理組合前理事長(68)が約16年間にわたり、組合の管理費など総額約11億7800万円を着服していた疑いがあることが、組合関係者への取材で分かった。
前理事長は組合に「個人的な投資に充てた」などと着服を認めたという。組合は時効前の約4億円分について、業務上横領容疑で警視庁に告訴状を提出した。
同マンションは19階建てと12階建ての2棟あり、1990年に建設された。スキー場に隣接し、上越新幹線の越後湯沢駅から車で約10分という近さから、首都圏のスキー愛好者らが購入したとされる。
組合関係者によると、前理事長は公認会計士で、99年から理事長を務めていたが、昨年11月、自ら組合に着服を打ち明けた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151121-OYT1T50165.html?from=tw