「かぶき者」として知られる戦国武将・前田慶次が晩年住んだと言い伝えが残る山形県米沢市万世町堂森で発掘調査を行った「米澤前田慶次の会」と、調査を指導した同市教委は2日、「慶次の無苦庵(むくあん)の屋敷跡にほぼ間違いない」と発表した。納屋などと見られる直径20~30センチの柱穴約20基や、四方から見つかった土塁や堀の工法が江戸時代初期のものと合致することなどから、慶次の武家屋敷跡との認識を示した。【佐藤良一】
調査は10月下旬に開始。民家脇の畑を含む東西100平方メートルなどを深さ約20~30センチ掘ったところ、柱穴約20基を発見した。約20センチの柱穴群は塀や柵、並列した状態の約30センチの柱穴群は納屋か作業小屋のものとみられるという。
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