内戦が続くシリア情勢を巡って、アメリカとロシア、それにトルコとサウジアラビアの4か国の外相による会談が始まりましたが、事態打開の糸口を見いだせるかどうかは不透明です。
激しい内戦が続くシリアを巡っては、アメリカがアサド大統領の退陣を求めているのに対し、ロシアはアサド政権への軍事支援を強めていて、両国の対立が続いています。
こうしたなか、シリア情勢の打開に向けてオーストリアのウィーンで23日、日本時間の午後10時前から、アメリカとロシア、それに、アメリカとともにシリアの反政府勢力を支援するトルコとサウジアラビアの4か国の外相会談が始まりました。
これを前に、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相が会談し、シリアの政権移行や、ロシアが過激派組織IS=イスラミックステートを対象にするとしてシリアで続けている空爆などを巡って、意見が交わされたとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151023/k10010280671000.html