TPP(環太平洋経済連携協定)交渉の合意を受け、水産分野はワカメやコンブなどの海藻類以外、すべての関税が撤廃されることが分かりました。
TPP交渉で、水産分野は約350品目が対象になっていました。16日、水産庁による各自治体の担当者に対する説明会が開かれ、ノリやコンブ、ワカメなど海藻類約10品目の関税は削減されるものの残り、それ以外は関税が撤廃されることが明らかになりました。具体的には、カツオやベニザケ、ウニは協定が発効されれば、すぐに関税が撤廃されます。マイワシやイクラは6年目に、太平洋クロマグロやスルメイカは11年目に、アジやサバは16年目にそれぞれ撤廃されます。説明会の出席者からは、「関税撤廃の影響について試算がないと不安は解消されない」という声や中長期にわたる対策を求める声が上がりました。
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