維新の党は15日、橋下徹大阪市長の地域政党「大阪維新の会」にも所属し、橋下氏が立ち上げる新党に合流するとみられる衆院議員、地方議員ら計162人を除籍処分にすることを決めた。新党に加わる議員らは、維新の分党を求めて臨時党大会の開催を宣言しており、党執行部は異例の大量除籍で一連の混乱の収拾をめざす。
除籍とするのは井上英孝氏、松浪健太氏ら衆院議員9人のほか、首長、地方議員153人。いずれも維新と大阪維新の会の両方に所属し、橋下氏の新党「おおさか維新の会」に参加する方向だ。15日昼に執行役員懇談会を開いて決めた。すでに離党している橋下氏らは含まれない。
分党をめぐっては、新党に加わる片山虎之助参院議員らが14日、松野頼久代表の任期が切れていると訴え、今の執行部の正統性を否定。臨時党大会を開いて新体制を選び直すと宣言した。これに対し、執行部は14日、片山氏や馬場伸幸衆院議員ら3人を除籍とした。
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