第３次安倍改造内閣は７日夕、皇居での認証式を経て発足した。これに先立ち、菅義偉官房長官（６６）が閣僚名簿を発表した。安倍晋三首相は来年夏の参院選をにらみ、主要閣僚を中心に９人を留任させ、政権の骨格を維持。閣僚交代は１０人となった。首相は同日夜、首相官邸で記者会見し、改造の狙いや、最重要課題と位置付ける経済政策「新３本の矢」の具体策を説明する。
女性閣僚では、沖縄・北方担当相として島尻安伊子参院議員（５０）、環境相として丸川珠代参院議員（４４）が初入閣し、高市早苗総務相（５４）が留任。改造前の４人から３人となった。
環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉の大筋合意を受けて国内農業対策に当たる農林水産相には森山裕衆院議員（７０）を新たに起用。文部科学相には馳浩衆院議員（５４）を充てた。
このほか、国家公安委員長・行政改革担当相に河野太郎衆院議員（５２）、法相に岩城光英参院議員（６５）、復興相に高木毅衆院議員（５９）、国土交通相に石井啓一公明党政調会長（５７）が就任。閣僚経験者の林幹雄衆院議院運営委員長（６８）も経済産業相として入閣した。
一方、菅、高市両氏と、麻生太郎副総理兼財務相（７５）、甘利明経済財政担当相（６６）、岸田文雄外相（５８）、石破茂地方創生担当相（５８）、塩崎恭久厚生労働相（６４）、中谷元防衛相（５７）、遠藤利明五輪担当相（６５）の９閣僚は留任した。
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