ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞者に北里大学名誉教授の大村智さんが選ばれました。
日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含め、去年、物理学賞を受賞した赤崎勇さんと天野浩さん、中村修二さんに続いて23人目で、医学・生理学賞の受賞は3年前、平成24年の山中伸弥さんに続いて3人目となります。
大村さんは、山梨県韮崎市出身の80歳。山梨大学を卒業後、北里大学薬学部の教授や北里研究所の所長などを務め、現在は名誉教授などを務めています。
大村さんはこれまで、微生物由来の有機化合物を多数発見し、北里研究所に入所し熱帯の風土病などの研究を続けてきました。そして、熱帯の風土病の一つ、オンコセルカ症の特効薬のもととなるエバーメクチンなど、数々の抗生物質を発見しました。
こうした業績が高く評価され、2014年にはガードナー国際賞を受賞しています。
http://nhk.jp/N4LZ4ItP