海外事業者によるネットでの配信に対する消費税の課税が10月1日から開始されることに伴い、これまで消費税を含まないプランを提供してきた事業者が、続々と新たな価格を発表しつつある。現時点でホームページ上でこれに関連する発表を行っている事業者にはGoogleやAdobe、Dropboxなどがあり、これから月末にかけてさらに多くの事業者が新たな価格を発表すると予想される。9月末までの支払いには課税されないことから、前倒しで購入を済ませたり、あるいは月額プランを年額プランに変更して9月中に12カ月分の支払いを済ませるなど、ユーザーの間でも工夫をする人が現れそうだ。ちなみにこの問題の発端となった電子書籍事業者はいまのところ動きが見られず、Amazonのサイト上では9月9日時点で「Amazon.co.jpが販売するKindle本(電子書籍)、デジタルミュージック、アプリストア商品および一部のPCソフト&ゲームダウンロード商品には、消費税は課税されません」という表記のままとなっている。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20150910_720426.html