川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」(積和サポートシステム運営)で昨年11月から12月にかけて3人の入所者が相次いでベランダから転落死したことが明らかになり、市が7日記者会見を開いた。高齢者事業推進課の関川真一課長は「ベランダからの転落死という珍しいケースが3件も続き、非常に不自然と考えている」と述べ、ホームに対し神奈川県警の捜査への協力を求めた。
川崎の老人ホーム 入所者男女3人がベランダから転落死
市や運営会社によると、昨年11月4日に男性(87)、12月9日に女性(86)が、ともに4階の自室のベランダから転落死した。12月31日にも女性(96)が自室のある6階の別室のベランダから転落死した。ベランダには高さ120センチの柵が設置してあった。3人は要介護度が2と3の認知症で、それぞれの転落後に現場検証した県警から問い合わせがなかったことを受け、市と運営会社は事故と位置付けていたという。
http://mainichi.jp/select/news/20150908k0000m040035000c.html