おととし広島市で18歳の男子高校生が橋からおよそ27メートル下の海に飛び込んで死亡したことについて、警察は現場にいた友人で当時18歳の男が溺れるおそれがあると予測できたのに海に飛び込むよう促して死亡させたなどとして重過失致死傷の疑いで逮捕しました。
おととし7月広島市佐伯区の市道にかかる「広島はつかいち大橋」から定時制高校2年生だった石原寛展さん(18)が、およそ27メートル下の瀬戸内海に飛び込んで死亡し、一緒に飛び込んだ16歳の高校生も全身を打つけがをしました。警察によりますと石原さんは当時、10人余りの友人と一緒に遊んでいて、友人の1人は「2人は周囲を驚かせようとして飛び込んだ」などと話していたということです。
警察のその後の捜査で、一緒にいた友人のうち当時18歳で広島市中区の20歳の男が、石原さんたちが溺れるおそれがあると予測できたのに海に飛び込むよう促して死亡させたなどとして、7日重過失致死傷の疑いで逮捕しました。調べに対し、「おおむね間違いありません」と供述しているということです。
警察によりますと、男は度胸試しと称して海に飛び込むことを提案したとみられるということで、警察は動機やいきさつを捜査しています。
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