過激派組織IS=イスラミックステートに対する軍事作戦を主導する有志連合の指揮官は、戦闘に使われたとみられる砲弾の破片から、化学兵器に使われる成分の一種が検出されたとして、ISが化学兵器を使ったかどうか分析を進めていることを明らかにしました。
これはISに対する軍事作戦を主導する、有志連合の指揮官を務めるアメリカ海兵隊のキリア准将が、21日の記者会見で明らかにしたものです。
それによりますと、今月11日にイラクでISとの戦闘中に砲撃を受けた、クルド人部隊から持ち込まれた砲弾の破片を検査したところ、化学兵器の一種、マスタードガスに使われる成分が検出されたということです。
ただ、検査は簡易的なもので、さらに数週間をかけて本格的な分析を実施するとしており、実際にマスタードガスが使用されたかどうかは、最終結果が出てから判断するとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150822/k10010198691000.html