港の東約1キロのオホーツク海を西に向かって泳ぐヒグマを漁業者らが発見した。連絡を受けた同センターと環境省ウトロ自然保護官事務所、斜里署などは、観光船や遊漁船などが発着して観光客も多い同港に上陸すれば危険と判断。沿岸で爆竹などを鳴らす一方、小型観光船に協力を依頼。港の入り口をふさぐように船を止めたため、ヒグマは方向転換して約2キロ東の幌別川近くで岸に上がり、姿を消したという。港内や沿岸では観光客ら約100人が1時間余りにわたる「攻防」を見守った。
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