5日午後2時半ごろ、福井県永平寺町松岡神明2丁目の九頭竜川左岸の河川敷で、アユ釣り客から「男性に雷が落ちた」と119番通報があった。男性は病院に運ばれたが、意識不明の重体。他の釣り客らにけがはなかった。
県警福井署と永平寺町消防本部によると、男性は京都府城陽市、不動産業岡田和彦さん(69)。釣り中に大雨となり河川敷の木陰で雨宿りをしていたところ、落雷を受けたとみられる。ウエットスーツの一部が裂け、上半身にやけどのような跡があったという。同町には当時、大雨・洪水警報と雷注意報が出されていた。
上流で釣りをしていた九頭竜川中部漁協の服部高信組合員(73)は「突然雷鳴がとどろき、山の方へ落ちるのも見た。まさか被害者が出るとは」と驚きを隠さなかった。「河川敷の雑木には落雷の危険がある。車内に避難するのが基本」と注意を呼び掛けている。
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