過激派組織「イスラム国」が、シリアとイラクのクルド人勢力に対して、有毒ガスなどを使用したと、イギリスの専門機関などが発表した。化学兵器使用の疑いが指摘されている。
シリア人権監視団は、「イスラム国」が6月28日、シリア北東部のクルド人民兵組織の支配地域で、有毒ガスを使用したことを医師の証言などを元に確認したと発表した。
また別の機関は、イラクでも6月、クルド人治安部隊の拠点に対し、化学物質の入った砲弾が使用されたとしている。
これらのガスや化学物質のくわしい成分は明らかになっていないが、欧米メディアは、化学兵器の疑いがあると伝え、専門家も「イスラム国」の「新たな戦術」として採用されるおそれを指摘している。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00297859.html