東京の書店で万引きされた本など1700点がインターネットのオークションで売られていたことが分かり、警視庁は15日、オークションの運営会社に対し、盗まれたものが出品されていないか監視を強めるなど、対策を強化するよう要請しました。
警視庁によりますと、先月、東京・稲城市の書店で語学の本などを万引きしたとして大学生が逮捕され、調べに対し、大学生は盗んだ本やCDなど合わせて1700点をインターネットのオークションに出品して売っていたと供述したということです。
警視庁がオークションを運営する「ヤフー」から出品記録などを取り寄せて分析したところ、1700点すべてが同じIDで売りに出されていたうえ、同じ書籍が1年間に26回売られるなど、不自然な出品が繰り返されていたということです。
こうしたことから、警視庁は15日、「ヤフー」に対し、盗まれたものが出品されていないか監視を強めるなど、対策を強化するよう要請しました。
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