日本列島は1日、梅雨前線と低気圧の影響で、夕方にかけて西日本から東日本太平洋側の広い範囲で、局地的に非常に激しい雨が降り、気象庁は土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けた。熊本県では阿蘇市など5市町村が一時、計約5万7千人に避難勧告を出した。
気象庁によると、梅雨前線上の低気圧が1日夜にかけて西日本から東日本を通過する見込み。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、広範囲で大気の状態が非常に不安定になっている。
九州では大雨となった所があり、長崎県雲仙市では1日午前3時半までの1時間に61・5ミリ、熊本県菊池市では午前3時10分までの1時間に59・5ミリを観測した。九州南部では2日にかけてさらに雨量が増える恐れがある。
熊本県や大分県の一部では降雨の影響で土砂災害警戒情報が出された。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/07/01/kiji/K20150701010645980.html