藤忠商事が天然ガスの価格下落を受け、米国でのシェールガス事業から撤退したことが分かった。
25%保有していた米ガス・原油開発会社の株式を6月に1ドルで売却した。現在のガス価格では事業継続が難しいと判断した。大手商社がシェールオイル・ガス事業から撤退するのは初めて。
伊藤忠は2011年、米投資ファンドなどと共同で、開発会社サムソン・リソーシズ(米オクラホマ州)を買収し、出資比率分の約780億円を投じていた。
しかし、天然ガスの価格下落が響き、伊藤忠は13年3月期からの3年間で、米国でのシェールガス事業に関連して計約1000億円の損失を計上していた。
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