聯合ニュースによると、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)に最初に感染した男性(68)と接触し、隔離対象となっていた女性(58)が1日、ソウル近郊の病院で死亡した。保健当局はMERSに感染していた可能性もあるとみて調べている。感染が確認されれば初の死者となる。
死亡した女性は、サウジアラビアなどを訪問後に帰国し感染が確認された男性と同じ病院に入院していた。その後、急性呼吸不全に陥ったが、死因は分かっていない。
韓国では5月20日以降、MERSについて18人の感染者が確認されている。患者と接触した人は682人に上り、いずれも隔離か監視下に置かれている。これまでに3次感染者は出ていない。
朴槿恵大統領は1日、保健当局者らを「初動対応が不十分だった」と叱責し、政府を挙げて感染拡大を阻止するよう指示した。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015060200007