原子力規制委員会は28日、運転開始から約40年を迎えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県)について、関電が申請した20年間の運転延長を認めるかどうかの審査を始めた。老朽化の影響や、今後の保守管理方針を審査する。
関電は28日の審査会合で、昨年12月から実施した原子炉格納容器など主要設備の特別点検結果を報告。「健全性に影響を与える恐れのある劣化は認められなかった」と説明した。
規制委側は、個別の機器の設計を示した「工事計画」が申請されておらず、老朽化審査が進められないと指摘。関電は耐震安全性の確認に時間がかかっていると釈明し、7月上旬までに申請する方針を明らかにした。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2015052800302