「元組長と交際していた」とする週刊文春の記事で名誉を毀損(きそん)され、参院選の自民党の公認候補を辞退せざるを得なかったとして、元女優の田島みわ氏(51)が発行元の文芸春秋に1650万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。
倉地真寿美裁判長は、同社に440万円の支払いと同誌1ページ目への謝罪広告掲載を命じた。 倉地裁判長は記事の主要部分について、「根拠となった関係者の証言は変遷していて信用できず、真実とは認められない」と指摘。「田島氏の政治活動の妨げとなっている」などとして、謝罪広告を同誌の誌面に加え、ウェブサイトのトップページに1年間掲載するよう命じた。
判決によると、問題の記事は、同誌の2013年5月16日号から同年6月20日号まで、3回にわたって掲載された。
田島氏は同年7月の参院選で自民党の比例代表候補に公認されていたが、報道などを受けて立候補を取りやめた。
文芸春秋の話:不当判決であり、即日控訴した。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015052700885