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ブルキナファソで行われた反モンサント・デモの参加者ら
米農業バイオ大手モンサントと同社の遺伝子組み換え作物や農薬に反対するデモ「マーチ・アゲインスト・モンサント」が23日、 米州、アフリカ、欧州にまたがる40か国以上の約400都市で一斉に行われ、大勢の人たちが街頭に繰り出した。オキュパイ(占拠)運動によって始められたこのデモは今年で3回目。スイスではバーゼルやモルジュでデモがあり、約2500人が参加した。モルジュにはモンサントの欧州・アフリカ・中東事業の拠点がある。
また、パリでは、グリーンピースをはじめとする環境保護団体や、環大西洋自由貿易地域(TAFTA)に反対する運動「ストップTAFTA」など約3000人が集結し、大きな市場シェアを占めるモンサントの除草剤「ラウンドアップ」などに抗議の声を上げた。世界保健機関は先日、ラウンドアップの主成分に「発がん性の恐れがある」とする報告書を発表している。
モンサントが2003年に遺伝子組み換え綿を導入した西アフリカのブルキナファソでは 約500人が首都ワガドゥグでデモ行進した。デモ参加者らは、遺伝子組み換え技術が健康に及ぼす影響について「独立研究」が実施できる形を目指し、モンサントの種子の作付けを10年間見合わせるよう要求した。
このほかロサンゼルス、ブラジルのリオデジャネイロ、チリの首都サンティアゴなどでも 同様のデモが行われた。モンサントは今のところ取材要請に応じていない。
ソース
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150525032766a