ワシントン(CNN) オバマ米大統領は24日までに、イスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が戦略的な要衝ラマディを攻略したイラク情勢に触れ、「我々が負けているとは考えない」との判断を示した。
米誌「アトランティック」(電子版)との会見で述べた。大統領はこの中で、首都バグダッドにも近い西部アンバル州の州都ラマディの陥落について、「戦術的な後退」と表現。
その上で、訓練が貧弱で組織的な結束力が乏しいイラク軍の在り方が同市の制圧を許した原因ともした。イスラム教スンニ派が多数派のアンバル州で、「イラク治安部隊の訓練、防御態勢や指揮系統の確立が早急に進んでいなかった」とも指摘。
また、同州のスンニ派部族がISISとの戦闘に十分に関与していないことは懸念材料と認めた。
http://www.cnn.co.jp/usa/35064933.html