中国四川省広安市隣水県で16日、建設予定の鉄道路線ルートをめぐり数万人に上る大規模な抗議行動があり、警察隊と衝突、双方に多くの負傷者が出た。同県政府は18日、住民38人と警官30人以上が負傷したと発表した。死者はいないという。
一方、中国人権民主化運動情報センター(香港)は18日、約5万人がデモに参加し、衝突で200人以上が負傷したほか、警察は300人以上を拘束したと伝えた。
抗議は、都市間快速鉄道の運行ルートが当初、隣水県を通る計画とされたが、広安市街を通る案に変更されたとの情報をきっかけに起きた。鉄道が通らなければ、経済発展にマイナスになるとの懸念が住民の間で浮上した。広安市はかつての最高実力者・トウ小平の故郷として知られる。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015051800753