内閣府が１２日発表した３月の景気動向指数（ＣＩ、２０１０年＝１００）の速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月より１・２ポイント低い１０９・５となり、２か月連続で低下した。
内閣府は基調判断を３か月連続で「改善を示している」に据え置いたが、勢いは鈍化している。
一致指数が１１０を割り込むのは、１４年８月の１０９・６以来７か月ぶりだ。プラスチック製品や鉄鋼、スマートフォン向け電子部品などの生産や出荷が振るわなかった。
数か月先の景気を示す先行指数は、前月より０・８ポイント高い１０５・５で、３か月ぶりに上昇に転じた。景気動向指数は生産や雇用、消費など様々な経済指標を組み合わせ、景気全体の動きを示す。
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