世界動物園水族館協会(WAZA、スイス)が、日本動物園水族館協会(JAZA)の会員資格を停止したことが9日分かった。
日本の水族館が和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲したイルカを入手していることが、
倫理規範に違反していると指摘している。
ホームページによると、WAZAは満場一致で資格停止を議決した。
国際組織との関係悪化により、日本の動物園や水族館が希少動物の繁殖などで
海外から協力を得られなくなる懸念がある。WAZAには50カ国以上の団体が所属。
WAZAは昨年、東京で開いた会合で、追い込み漁で捕獲したイルカなどの入手を2年間一時停止するよう求めたが、
JAZA側が提案を拒否したという。
http://www.sankei.com/life/news/150509/lif1505090020-n1.html