ロンドン(CNN) 7日投票の英下院(下院定数650)の総選挙は8日、開票が終わり、与党保守党が過半数の331議席を獲得した。キャメロン首相は勝利を宣言し、単独政権樹立を表明した。一方、大敗を喫した労働党のミリバンド党首ら野党の3党首は8日、党首辞任を表明した。
欧州連合(EU)残留の是非を巡る国民投票の実施を公約してきた保守党の大勝を受け、英国とEUの関係は見直しを迫られる可能性がある。また、スコットランド民族党(SNP)が躍進したことで、スコットランド独立の動きが再燃するとみられる。
保守党は、国内では財政赤字削減に向けた改革を進めるほか、福祉関連支出を抑制するとしている。また、2017年にはEU残留の是非を問う国民投票を行う見通し。
http://www.cnn.co.jp/world/35064224.html