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東京電力福島第1原発構内を視察する宮沢洋一経済産業相(手前左から2人目)。同3人目は東電の広瀬直己社長=7日午後、福島県大熊町(代表撮影)
宮沢洋一経済産業相は7日、東京電力福島第1原発を視察した。視察後に福島県楢葉町で行った記者会見で、同原発での汚染水漏れや放射性物質飛散などに関し東電が先にまとめたリスク総点検結果について、「調査が必要な項目がたくさんある。リスクが高いと推定されるものは、調査結果を待たずに対策を検討するよう指示した」と述べ、対策の前倒しを東電に求めたことを明らかにした。
東電は、同原発で排水路を通じた放射性物質を含む雨水の流出が2月に発覚したのを受け、リスクを総点検。原発敷地 外に通じる排水溝など190項目を洗い出し、廃棄物置き場など45項目を「調査が必要」と位置付けた。宮沢氏は会見で、月内にも示す同原発の廃炉工程表改定で、リスクの低減も重視する考えを示した。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015050700774