千葉県立中央博物館(千葉市)の吹春俊光主任上席研究員(56)が、エゾシカのふんから発生する新種のきのこを発見し、学術誌の電子版に公表した。欧州などでも見つかっていない世界的に珍しいきのこで、その発生源から、将来は廃棄物処理などにもつながる可能性もあるという。6月まで同館でこのきのこの標本などが展示されている。
新種は、2011年9月に北海道苫小牧市の林で行われた日本菌学会の観察会で、参加者が直径1センチほどのエゾシカのふんから発生しているのを採集。同館が中心となり、北海道大や千葉大と共同調査したところ、新種であることが分かった。同館が世界に一つしかない新種の標本を保存している。
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/254748
将来食用になったらどうすんだこの名前